始めまして、akichanです。

この話は、僕のふざけた体験談の中で、一番人気です。

かれこれ七・八年前になるでしょうか。

その年の元旦フライト。

は、強風で飛べず。

明けて二日の日、わりと風が強かったけど、ここなら大丈夫だろうという事で、何時も飛んでいる室根山ではなく、平泉の束稲山に、ハングフライヤー数人で、正月初フライトを、決行する為にやって来た。

ここは、室根山より約20km内陸に位置する為、いくらかは室根より冬の季節風が、何時も弱いんです。

でも、僕はここは、初めてのエリア。

本当は色々危険な所を、聞いておかなくちゃならないんだけど、テイクオフについたら、中々いい風で、そんな事より、「何処か上がるの?」「後ろの山は、どうなってるの」などと大切な所は全然聞かずに飛び出した。

所が、飛んでみたら中々上がれない。

どうも風が、斜面に斜めに当たってて、うまくリッジにならないみたい。

今年の初フライト、一年のフライトの計は、初フライトにあり。

いきなり初っ端からぶっ飛びは、避けたい。

下の集落のグランドサーマルを、狙ってみた。

が、上がりそうで上がらない。

このエリアのランディングは田んぼで、決まった場所が無い。

それで、ぎりぎりまで粘ることにした。

が、この判断をした事で、前途に落とし穴が口を空けて、待っている事になったとは、知る由も無い。

最後まで、粘ったが、然し結局駄目であった。

後で聞いた話だが、地元のフライヤーによると、低い高度ではローターが出来やすく、シンクがきつくなりやすいとの事。

僕は、その事を身をもって、体験する羽目になった。

すでにもうぎりぎりの高度。

集落と田んぼの間には、杉の木が沢山植えてあり、これをかわして田んぼに向かう為、溜池のある所を進む。

が、シンクは相変わらずきつい。

どんどん高度が落ちていき、ついには池の上で高度がになった。

が、しかし。

一センチでも前に進む為、ゆっくりと滑り込ませる。

次第に、凍りついた池が近づいていく。

機体が氷に触れる。

「ガッ  ガッ  ガガッ  ガガーーー」

 

氷の上を機体がすべる。

 

 

 

 

 

 

そして、止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれっ」

 

 

 

 

 

「割れてない」

 

 

 

やった、割れてない。」

 

 

 

やった、助かったんだ!!」

 

 

 

 

「神様ありがとう。」

 

しかし、今、非常に危険な場所に、いる事には変わりは無い。

大至急この場から離れなくては。

氷を調べる。

どうやら、大丈夫かな?

ゆっくりと慎重に立ち上がった。

あたりを調べる。

氷は大丈夫そうだ。

よしっ、直ちに移動開始だ。

ゆっくりと慎重に機体を持ち上げた。

とその時である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ピシッ」

なにっ、何だこの異音は?。

足元を見た。

足元の氷には、亀裂が入り始めていた。

「いかん、直ちに岸に移動しなくては」

急げ急ぐのだ。

岸に向かって、最初の一歩を、踏み出そうとした、その時である。

一気に氷が崩壊した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バキバキバキー」

「ドオーン」

 

 

 

 

 

これじゃまるで、トムとジェリーである。

凍った池の水は、実に冷たかった。

その後直ぐ、仲間がやって来た。

一緒に飛んでたクラブの仲間が、見たものは氷の浮いた池の中で、呆然と立ち尽くしている、大ばか者だった。

瞬時に状況を理解したらしく、ひたすら腹を抱えて、笑っていた。

勿論その後、風邪を引いた。

教訓・・・・・・氷の上は匍匐前進

後日談

当然機体もろとも、全部池にこの時、水没してしまった訳です。

勿論バリオと無線機も、無線機はどうにも直らなかったんだけど、バリオは分解洗浄して、乾燥した所、何とか復活しました。

で、転ばぬ先の杖で、また計器類が水没する事があったとしても、大丈夫なようにその後、サランラップを巻いて使っていたんですね。

これを見て、みんな笑っていたんですよね。

うーん、そんなに面白いかな、この話。

勿論、今はそんな事していませんよ。

もどる。