この話は、6〜7年前の話です。

季節は四月始め。

その日は、前日から狙える天気だったので、平さんとか、I氏とかハングのクロカンチームで、クロカンに行く時は、一緒にスタート切って行こうと、しめし合わせました。

で、僕が先陣を切って、テイクオフ。

出て直ぐにサーマルにヒットして、一気に雲低へ。

後は、みんなが上がってくるのを、待つばかり。

が、待てど暮らせど続きが、出てこない。

誰か、スタ沈でもこいたかな?

雲低は、高さでは海抜にして1300m程だったんだけど、この日は気温減率が良かったのか、雲低付近は無茶苦茶寒くて、上空は雪が舞っていた。

それでも、15分程、待ってたんだけど全然出てこない。

寒くてもう我慢できない。

「先に行くよ」って無線を入れて、スタートを切った。

この日は上空は割と西風が強くて、陸前高田方向にしか行きようが無かった。

で、何度か上げなおして、ループ橋を過ぎて、峠を飛び越して、陸前高田市に入った。

でも、峠を過ぎてから、今までどっちかって言うと南西風だったのが、北西風に変わってて、この事に気づくのが、遅れて陸前高田の矢萩って言う所に、降ってしまった。

おまけに河川敷に降りたんだけど、ファイナルを切って、アプローチしているとやけに速い。

風になびいてるススキの穂を見て、愕然となった。

「しまったーフォローだったー!!」

ドオーン

派手にクラッシュしてしまって、しばらく意識が飛んでしまった。

うーん、頭がガンガンする。

ようやく落ち着いて、グライダーを分解して、片付けに入った。

片付け終わって、近くの民家に連絡をとる為に、電話を借りようと回ってみたけど、どの家も留守。

困ったなぁって、思ってたら目の前に警察の駐在所が。

此処で電話を、借りよう。

駐在さんに、事情を話して、電話を借りた。

駐在さん、余り良い顔を、しなかったけど他に電話ボックスも無い田舎だから、仕方が無い。

電話をしたらH氏がでた。

一応、現在位置と、無事に着陸したことを伝えてた。

で、これから、回収に来てくれるとの事。

駐在さんが良い顔しないので、駐在所で待つわけにも行かず、近くの神社とかで、迎えが来るまで時間を、潰してた。

すると、駐在さんが通りかかり、パンとコーヒー牛乳を頂いた。

駐在さん、ありがとうございます。

そうこうしているうちに、迎えが来てくれた。

帰って来たら、電話を取ったMAPSでは、僕が何でも、不審人物とかで、留置場に入れられたとかデマが拡がってた。

おいおい。

戻る。