今日は、akichanです。
皆さんは、寒冷前線って、知ってますか。
そんな事、皆知ってますよね。
実際に見たことある人・・・「はーい」(僕)
その時、飛んだ事のある人・・・「はーい」(僕)
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と言う事で、フライト中に寒冷前線に、遭遇してしまった話です。
それは、今から十年ぐらい昔の事です。
その頃僕はC級練習生。
五月の連休に、仙台に住むクラブの先輩と、山形の十分一山エリアに行った時のこと。
そういえば、確かその時は、出かける前に、天気予報見た記憶が無い。
「良い子のみんなは、フライトに行く前には、必ず天気予報をチェックしようね。」
向かう途中、結構な雨が降っていたが、空が明るくて明らかに、にわか雨。
つく頃には、晴れてる事が予想できた。
ついた頃は、天気も晴れて来てました。
エリアには、他にもハングフライヤーが20人位来てましたね。
みんな、やれやれやっと雨がやんだぞ。
やっと飛べるぞ。
って、言う感じでいそいそ、準備を始めていた所でした。
僕らも、早速準備を始めて、機体を組み始めました。
確か飛んだ時間は、午後一時か二時頃だった気がする。
風はまずまずの西風。
知り合いの地元フライヤーに、「下の白竜湖の水面に、すじが見えるようになった位が、良いんだ。」との事
でもね、ある程度以上風が強ければ、必ずすじがたつんだよね。
その事に気がついたのは、降りた後であった。
みんなに続いて、テイクオフ。
それで、すぐはっつき山へ。
その頃は、練習生で中々リッジも上手く上がれない。
然し、今にして思うと、リッジとかってあんなので、昔はどうしてあんなに、上がれなかったんだろ?
それはともかく、中々上がれなくて、でもだいぶ苦労してようやく稜線まで来た。
白竜湖を、見たらさっきまで、静かだった湖面が、すじが走ってきていた。
「おおーこれだな、言ってたのは」
然し良く考えれば、ある程度以上風が強い事を示しているわけで、このぐらいまで大丈夫と言う意味じゃない。
この事に気づいたのは、強風で吹き飛ばされてから。
気づけよな、まったく
ふと気が付くと、僕の周りに沢山いたハングが、誰もいない。
「あれれれ、みんな何処に行った?」
直ぐ、見つかった。
みんな、西の方角にある、ランディングに向かって一目散。
どうしたんだろう。
視線を少し上に上げる。
綺麗に一列に並んだ積乱雲が、映画ジョーズのテーマソングと共に、迫って来てた。
「あれっ、これはちょっとやばいんじゃない?」
僕も直ぐ後に続こうとしたら、なんとした事か、全然前に進まない。
その時、稜線のほぼ真上にいたから、吹き抜けて風の強い所にいたんですね。
しかし、前に進まないからといって、そのままでは大変である。
ひたすら、フルロックまで引き込んで、ヨウイングと戦っていた。
前方の雲を、良く見ると雲は一列だけで、直ぐ後ろは晴れている。
何とか、この雲を乗り切れば、ずっと飛べるんじゃないかなどと、ふざけた事を考えていると、次第に風が強くなってきました。
すでに、フルロックで飛んでるから、これ以上加速し様が無い。
さっきまで、じりじりと前に進んでたのが、次第にバックし始めた。
「やばい」
すで、十分以上フルロックで飛んでて、もう腕がパンパンです。
高度は500m以上、バリオの音は鳴り止まず、フルロックで飛んでてもバックして
「やばい、マジでやばい」
しばらくしてると、さらに風が強くなって、地上を走ってる車を、バックして追い越すほどに・・・
はっつき山の裏はそんなに、平地は広くない。
山の向こうにダムと湖がみえた。
「やべー、この調子で行ったら、山に刺さる。」
「下手したら、湖にドボンだ。」
「こんな事で、死にたくないなぁ」
と思っていたら、はっつき山の裏に回ったとたん、ローター食らったらしく、シンクの空域に入ったようで、急激に高度が下がっていった。
あっという間に、ランディングの高度処理にはいった。
しかし、高度処理って言っても、相変わらずフルロックで飛んでても、バックしてるわけでとにかく、障害物の無い所に向かって、後ろを見ながら機体を、持っていくので精一杯。
次第に地面が近づく、後2m、50cmもう少しで、地面に足がつく。
助かった・・・と思った瞬間。
突然横風の突風。
ぐるんと視界が一回転した。
気が付くと、ひっくり返った機体の上に座っていた。
因みにこの時、吹き飛ばされたのは、僕の他に後二人だそう。
でも、けが人が誰もいなかったのは、良かったです。
教訓・・・周りを良く見よう。